診療内容
認知行動療法について



認知行動療法とは
心理療法の1つで、うつや不安の症状、パニック障害、強迫性障害、人間関係など、さまざまなストレスにより生きにくさを感じている方々に有効であることが実証されています。困っておられる症状に応じた技術が開発されている実践的な療法と言えます。



認知行動療法は何をしますか?
簡単に言いますと、ご自分の「こころのクセ」を知り、気分と行動の悪循環から抜け出す練習です。例えば、ネガティブ思考のスパイラルに陥りやすい方には、負のスパイラルに向かってしまうご自分のこころのクセ≠ノ気づいていただき、現実的なバランスのよい考え方を身につける練習をします。周囲に対していつもイライラして気が休まらない方には、ご自分のイライラパターンに気づいていただき、イラつく時の対処方法をご一緒に考えたりします。



認知行動療法の特徴
患者さんと心理士の協同作業です。心理士はアドバイザーであり、サポーターです。正解を知っている訳ではありません。
日常生活でご自分の状態を見ていく方法をとり、ご自分のクセに気づいてもらいます。
宿題を出しますので、生活場面で確認し練習します。



プログラムがあるのですか?
1回50分、全8回(通常1回/2週のペース)行います。初回と2回目は事前に当院よりお電話などで日程を調整し予約します。初回面接時に、認知行動療法の説明と進め方をご説明します。継続をご希望の方には3~8回目までの予約日を決めます。但し、中止のご希望は随時伺います。中止により診療に不利益を被ることは決してありません。 



具体的な進め方は?
1〜2回目は、認知行動療法の説明後、意向を確認してから患者さんが抱えている問題についていろいろ伺います。そしてご一緒に問題を整理し、目標を設定します。3〜7回目は、バランスの良い考え方を身につけたり、対人関係を改善したり、ストレス軽減方法を身につけるなど、その方の問題に適すると思われる方法を用いて練習します。8回目は、目標がどれくらい達成されたか、これまでの練習が生活に生かせそうかなど振り返りの作業を行います。



※ご相談やご質問は、スタッフまでお気軽にお尋ねください。